運動器リハゼミ

リハビリスタッフ向け

『トレンデレンブルグ徴候とトレンデレンブルグ様徴候?』

内腹斜筋の筋力低下からトレンデレンブルグ様徴候が生じるという、筋電図で評価を行った症例報告です。 内腹斜筋機能低下があると、仙腸関節への負荷を軽減させるため、反対側骨盤の下制による代償的現象が生じる可能性があると考えられます。
リハビリスタッフ向け

『橈骨遠位端骨折への手関節以外のリハビリは意味があるの?』

〈推奨文〉 固定中の手関節以外のリハビリテーションは拘縮予防に有用である 〈推奨の強さ〉 2(弱い) 〈エビデンスの強さ〉 C 手関節以外のリハビリテーションは弱く推奨されております。
リハビリスタッフ向け

『足底腱膜炎にはアキレス腱ストレッチが有効?~heel cord理論~』

これらのheel cordの理論を踏まえると、足底腱膜炎のアプローチには足底腱膜だけでなくアキレス腱のストレッチをすることで足底腱膜への負荷が軽減することが考えられます。・Porterら(2002)は足底腱膜炎に対して、アキレス腱ストレッチの有効性を報告してい・る
その他

『大学院修士課程(保健学)への進学を決めた理由』

【私が大学院修士課程への進学を決めた理由】 ◆専門学校卒業の学歴を塗り替えたい◆修士号、博士号は継続費用を払わなくても一生もの◆大学の講師としての道を選択肢に入れておきたい◆学会や論文、本の執筆などアカデミックな活動において信頼性が上がる◆医師と連携を取る際に信頼されやすい
リハビリスタッフ向け

『変形性股関節症(OA)に対する物理療法は意味あるの?』

<推奨> 温泉療法は、短期的な機能改善には有用である(Grade C:合意率84%)が長期的な病気の進行予防に関しては不明である。 超音波療法は、短期的な疼痛の緩和、機能改善には有用である(Grade C:合意率81%)が 長期的な病気の進行予防に関しては不明である。
リハビリスタッフ向け

『橈骨遠位端骨折術後に方形回内筋が縫合されてなかったらどうなる?』

術後早期(6週以内)においては温存群が切離群より、また修復群が非修復群より疼痛、関節可動域、握力、手関節機能などが良好であったと報告されている。 6週以降の経過は有意差がなかった。 よって、手関節の最終経過観察時は有意差はないが、早期の機能回復に方形回内筋の温存は有用と考えられる。
リハビリスタッフ向け

『変形性股関節症(OA)に対する運動療法の効果は?』

<推奨> 運動療法は、短期・中期的な疼痛の緩和、機能の改善に有用である(Grade B:合意率60%)が、長期的な病期進行予防に関しては不明である。 ◆運動療法(筋力増強訓練、ストレッチング、機能訓練、水中歩行)は疼痛の改善、機能障害の改善に有用である
その他

『コロナ渦での大学院生活(授業など)のご報告』

実際のところ、対面授業がなくなり代替手段での授業に切り替わっていますが、個人的な感想としては、何一つ不自由なことはなく、授業に特別影響がでている感はありません。 教授をはじめ講師陣はオンライン授業を始めて1年以上経過しており、オンライン授業にすっかり慣れておられます。
一般の方向け

『アキレス腱断裂を予防する方法とは(アキレス腱断裂 診療ガイドライン2019より)』

現在の科学においてもアキレス腱断裂を予防する明確な方法はないとのことで、非常に困る結論が出てしまっています。 今後、さらに様々な角度からの検証において、アキレス腱断裂を予防する方法が発見されることを期待します。
その他

『セラピストが大学院に行くメリットは?』

◆大学院に行くメリット ・学術研究の基礎が学べる ・高い機材を使った研究が可能 ・幅広い知識が得られる ・大学の講師になる権利が得られる(教授は博士号が必要) ・論文(特に英文)の検索や解読に強くなる