腰部・骨盤

リハビリスタッフ向け

『腰部脊柱管狭窄症診サポートツールは有用な評価法』

腰部脊柱管狭窄症診断サポートツールは腰部脊柱管狭窄症をスクリーニング的に簡便に評価ができるものとして開発されました。この評価に含まれる項目は病歴が2項目、問診が3項目,身体所見が5項目で合計点は-2点から16点までで構成されています。
リハビリスタッフ向け

『腰椎椎弓切除術の術式の違い~棘突起縦割式、片側進入両側除圧、棘突起切除~』

腰椎椎弓切除術には大きく分けて下記の3つの手術に分類されます。 1片側進入両側除圧式椎弓切除術 2棘突起縦割式椎弓切除術 3棘突起切除式椎弓切除術.これら3つの手術手技に関する術後成績の報告がありますが、特に術式の違いでの術後成績の差はないようです。術者の好みによって術式が選択されているのが現状です。
リハビリスタッフ向け

『近年、腰椎手術はOLIFやXLIFが増えています~PLIFは今後減っていく?~』

XLIFやOLIFのようなLLIFでは ★低侵襲 ★ケージが大きいこと が最大のメリットとなります。 ★ケージが大きいメリット ・ケージが大きいため、終盤と接触する面積が大きくなり、終盤損傷に伴うケージの沈み込みを抑制できる。 ・大きいケージの挿入により、椎間板腔の左右対称性が再現され、アライメントの矯正が得られる。
リハビリスタッフ向け

『椎間関節性腰痛の特徴と理学所見とは?』

・Kempテストが   感度0.706、特異度0.861 ・One pointの痛みが  感度0.706、特異度0.861 ・傍脊柱筋の圧痛が  感度0.706、特異度0.861 と特に上記の3つが特に感度と特異度が高く椎間関節性腰痛の理学所見としては使用できそうです。
リハビリスタッフ向け

『腰椎椎間孔が拡大する姿勢(肢位)とは?』

腰椎屈曲・健側側屈・患側回旋肢位でのレントゲン撮影を実施したところ、L3/4~L5/S椎間孔が前後径4.75~4.95mm,上下径7.20~7.64mm拡大した
一般の方向け

『1万2000人のうち、腰痛有病割合は〇〇%!腰痛関連因子5つを公表!』

年代別の腰痛有病割合(男性:女性)は 40歳台(33.9%:41.3%) 50歳台(40.0%:41.1%) 60歳台(37.5%:44.6%) 70歳台(31.3%:39.0%) 80歳台(33.0%:33.2%) どの年代でも女性の方が腰痛の有病割合が高くなっていました。
リハビリスタッフ向け

『腰痛および坐骨神経痛の原因となる組織の割合(%)を公開!』

●胸腰筋膜:17%/腰痛 ●脊柱起立筋:41%/腰痛 ●棘上靭帯:25%/腰痛 ●椎間関節:30%/腰痛、殿部痛 ●硬膜:23%/腰痛、殿部痛、下肢痛●圧迫された神経根:99%/殿部痛、下肢痛、足部痛●正常な神経根:11%/殿部痛、下肢痛 ●線維輪:74%/腰痛 ●髄核:0%/ ●終板:61%/腰痛
リハビリスタッフ向け

『脊椎圧迫骨折や腰痛に対する腰椎装具(コルセット)の種類と特性』

軟性コルセットでは軽い腰痛や治療の初期段階、侵襲の少ない腰椎手術(除圧術、椎間板摘出術など)で導入することが多いです。 硬性コルセットは侵襲の多い腰椎手術(PLIF等の固定術など)や脊椎骨折で重症度が高いものなどが適応になることが多いです。
リハビリスタッフ向け

『腰部脊柱管狭窄症に脊柱マニピュレーションは有効か?』

腰部脊柱管狭窄症に対する脊柱マニピュレーションの効果は推奨するものがない。それぞれの論文ではADLやQOL、疼痛、歩行距離など改善を記してあるものもあるようですがメタアナリシス(複数の研究の結果を統合)の結果は有効性が示せなかった。
リハビリスタッフ向け

『非特異的腰痛85%の時代は終わった?』

この研究では画像で判断できない腰痛(非特異的腰痛)は79%であるが、理学所見を補助的に追加し、診断可能な腰痛は78%であったと報告しています。 ですので画像でわかない腰痛は約8割で、今までの定説であった原因のわからない腰痛85%と似通った数字となっています。