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変形性膝関節症はどんな人になりやすい?~疫学~

一般の方向け
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こんにちは。

運動器専門のリハビリスタッフです!!

いつもお世話になります。

今回は変形性膝関節症になりやすい人はどんな人か?をご紹介したいと思います。

 



身近で膝がO脚に変形している高齢者の方や膝関節痛で悩んでいる方をお見かけしませんか?

それらの多くは変形性膝関節症であることが多いです。

変形性膝関節症は歩くときや立ち上がり、階段の昇り降りで痛みを感じやすいです。

原因の多くは関節軟骨の老化といわれています。

加齢によって、関節軟骨が弾力性を失って、使いすぎによりすり減り、関節が変形することがあります。

つまり、高齢者になればなるほど、変形性膝関節症になる可能性も高くなります。

日本において変形性膝関節症の有病者数は約2,530万人、有症状患者数(症状がある方)や約800万人と推定されております。

(Yosimura N:Epidemiology of osteoarthritis in Japan;the ROAD study.Clin Calcium.2011)

日本はますます高齢者が増えてきますので、変形性膝関節症患者さんも増えてくることが予測されます。

本題ですが

どういった方が変形性膝関節症になりやすいのか?

 



理学療法診療ガイドライン第1版 “ダイジェスト版“(2011年)より内容を参考にしたものをご紹介し、解説していこうと思います。

膝前十字靭帯損傷、膝前十字靭帯の再建術、半月板損傷(膝のクッションの役割をする組織)、半月板切除術された方は変形性膝関節症へ移行しやすいとされています。

半月板切除術をされた方については、部分切除術の方で14年後の変形性膝関節症発症率は33%、全切除された方では72%と高い数値が報告されています。

その他もみてみますと

 



◆日本人の変形性膝関節症の発症の危険因子は

・肥満

・高い骨密度

・膝の内反、外反弛緩性(膝がX脚、O脚方向へのぐらつき)

・大腿四頭筋の筋力低下(ふとももの前面の筋肉)

・遺伝(親族に変形性膝関節症の方がいる)

・高年齢

・女性(男:女=1:4)

・手の指の変形

・膝の外傷

・肉体労働

・スポーツ経験あり

とされています。

   



◆変形性膝関節症を進行させる要因

・肥満

・低い骨密度

・ビタミンCの低摂取

・ビタミンDの低摂取

・インドメタシンの使用

・関節不安定性(関節が緩い)

などが挙げられている

これらをみていると、遺伝や女性、高年齢など、どう頑張っても防げないものもあります。

しかし変形性膝関節症を予防、もしくは進行を遅らせることができる項目もあります。

変形性膝関節症の発症の予防と進行を遅らせる要因の両方にあるものは『肥満』です。

肥満を改善させることは自分の頑張りしだいで可能です。

一番シンプルな方法は、『食事量を抑える』『運動量を増やす』ですが、その他にも様々な方法があります。

ここでは、その方法は割愛させていただきます。

日本整形外科学会が推奨している変形性膝関節症の予防と治療では

・大腿四頭筋(ふとももの前の筋肉)を鍛える

・正座をさける

・肥満であれば減量する

・膝をクーラーなどで冷やさず、温めて血行を良くする。

・洋式トイレを使用する

とされています。

やはりここでも『肥満』が挙げられていますので、とにかく『肥満』はキーワードになりそうですね。

『肥満』は変形性膝関節症の他にも、糖尿病や脂質異常症(高脂血症)、高血圧、高尿酸血症、メタボリックシンドロームなど様々の病気の危険因子になりますので、注意しましょう。

少し肥満の方へ話はそれてしまいましたが、

もし膝が痛いな~、変形性膝関節症かな~とお困りの方は、近くの整形外科や、整形外科のある病院にご相談にいかれると良いと思います。

変形性膝関節症はレントゲン検査で比較的簡単に診断が可能になっております。

今回は変形性膝関節症になりやすい人はどんな人か?をご紹介させていただきました。