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それって本当に坐骨神経痛?

一般の方向け
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こんにちは。

運動器専門のリハビリスタッフです!!

いつもお世話になります。

今回はそれって本当に坐骨神経痛?をご紹介したいと思います。

 



こんな見出しをみると、坐骨神経痛ってお医者さんや整骨院、整体で言われた方は

っえ!!違うんですか?って思うかもしれませんね。

間違いではないんですが、正解でもないと言いのが正しいかもしれません。


病院で診療していても

「この前先生に坐骨神経痛って言われました」

とか

「もう何年も前から坐骨神経痛なんです」

とか

言われている患者さんは本当に多いです。

日本整形外科学会のホームページを参照してみると、

(脊椎脊髄病用語辞典より)

坐骨神経痛は「腰仙部坐骨神経の支配領域、すなわち殿部、下肢後面あるいは外側面へ放散する疼痛自体、あるいは疼痛を呈する症候群の総称」と記載されています。

ここに重要なことが記載されていましたが、

坐骨神経痛は『総称』になります!

 



っということは、坐骨神経痛はひとつの病気ではなく、背景には様々な病気が隠れているということになります。

殿部から大腿部(ふともも)の外側もしくは後面にかけてある場合に坐骨神経痛と総称していわれたりします。

坐骨神経痛の原因になる病気はいくつかあります。

坐骨神経は腰椎の馬尾神経からいくつか分かれて出てきた神経根が集まり坐骨神経となります。そして、大腿後面を通って、末梢へ続きますが、膝から下は神経の名称が変わります。

この坐骨神経とどこかが障害を受ければ、坐骨神経領域(腰部から殿部から大腿後面/外側)の痛みやしびれとなります。

日本整形外科学会が発表しているものを紹介してみます。

●腰椎椎間板ヘルニア(MRIで診断可能)

●腰部脊柱管狭窄症(MRIで診断可能)

●腰椎すべり症(レントゲン/CTで診断可能)

●腰椎・馬尾・骨盤内の腫瘍(MRIで診断可能)

●梨状筋症候群              (運動検査で診断可能)

●変形性股関節症(MRIで診断可能)

などです。

 



この他にも、坐骨神経痛と似たような症状を出す疾患としては、

●椎間関節性腰痛

●仙腸関節性腰痛

などもあります。

なので、坐骨神経痛の治療やリハビリテーションについては、坐骨神経痛の原因を突き止めることから始まります。

もし、整体や整骨院などで坐骨神経痛と言われた場合は、詳細な検査ができず確定できないため、坐骨神経痛と言われたのかもしれません。

もし、病院で坐骨神経痛と言われた場合は、整形外科以外の診療科では、詳細な診断ができない可能性があるため、坐骨神経痛と言われた可能性があります。

もしくは医師が患者さんにわかりやすく伝えるために、坐骨神経痛と伝えている可能性があります。

お近くの整形外科や整形外科のある病院にて診察された場合は、詳細な検査をすれば、坐骨神経痛の原因まで突き止めれる可能性が高いです。

坐骨神経痛関連疾患には手術が適応の疾患や、リハビリテーションがよく効く疾患、薬が良く効く疾患など様々です。

坐骨神経痛の正体(原因)がわかれば、治療方針が決まってきますので、手術が必要なのか?保存療法(手術しない)で経過観察可能なのか?

保存療法の中でも、服薬で痛みしびれを軽減させるのか、リハビリで改善させるのか、物理療法(温熱療法、電気治療、牽引療法)で対処可能なのか、など方向性が打ち出されます。

もし、坐骨神経痛で悩まされている方は、お近くの整形外科や、整形外科のある病院でご相談され、まずは坐骨神経痛の原因を知ることから始めるのをお勧めします。。

また、坐骨神経痛関連疾患についてはいくつもありますので、その詳細について、今後、解説していきたいと思います。

今回はそれって本当に坐骨神経痛?を解説させていただきました。

 腰椎椎間板ヘルニアはどんな人になりやすい?

 

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