肘・手関節

一般の方向け

『橈骨遠位端骨折で変形治癒すると機能予後に影響するか?』

◆関節外変形治癒 ◆関節内変形治癒 いずれも高齢者や長期成績における機能予後との間に明確な関連性が示されていない。 しかし、青壮年、活動性の高い患者、短期・中期成績では機能的予後に影響すると考えられるため、変形治癒の予防的治療の選択肢が望ましい。
リハビリスタッフ向け

『橈骨遠位端骨折への手関節以外のリハビリは意味があるの?』

〈推奨文〉 固定中の手関節以外のリハビリテーションは拘縮予防に有用である 〈推奨の強さ〉 2(弱い) 〈エビデンスの強さ〉 C 手関節以外のリハビリテーションは弱く推奨されております。
リハビリスタッフ向け

『橈骨遠位端骨折術後に方形回内筋が縫合されてなかったらどうなる?』

術後早期(6週以内)においては温存群が切離群より、また修復群が非修復群より疼痛、関節可動域、握力、手関節機能などが良好であったと報告されている。 6週以降の経過は有意差がなかった。 よって、手関節の最終経過観察時は有意差はないが、早期の機能回復に方形回内筋の温存は有用と考えられる。
リハビリスタッフ向け

『橈骨遠位端骨折の治療 保存療法VS手術療法 ~橈骨遠位端骨折 診療ガイドライン2017より~』

青壮年者および活動性の高い高齢者の不安定型関節外骨折に対して手術療法は保存療法より有用である。 推奨の強さ:2 エビデンスの強さ:C エビデンスはそこまで強くはないですが、手術療法の方が有用であると推奨されています。
リハビリスタッフ向け

『橈骨遠位端骨折を生じやすい人の特徴~橈骨遠位端骨折 診療ガイドライン2017より~』

特に ・女性 ・グルココルチコイド使用歴 ・骨粗鬆症や骨量減少の有病率 ・血清ビタミンD低値 ・氷晶雨や路面の凍結、低気温といった気象 ・中手骨における骨皮質の多孔性や橈骨遠位端部の骨微細構造の劣化 ・片脚起立時間15秒未満 はオッズ比またはハザード比が高いですね
リハビリスタッフ向け

『橈骨遠位端骨折への超音波や電気刺激は骨癒合を促進させるか?』

〈推奨文〉 超音波パルス、電気刺激ともに骨癒合の促進に有用であり、使用を考慮してもよい 〈推奨の強さ〉 2(弱い) 〈エビデンスの強さ〉 B 橈骨遠位端骨折に対して超音波や電気刺激で骨癒合促進はある程度、推奨されているそうです。