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『認定理学療法士を取得後はどうなる?(仕事や役割など)』

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こんにちは!

運動器専門のリハビリスタッフです!!

いつもお世話になります。

今回は『認定理学療法士を取得後はどうなる?(仕事や役割など)』について解説させていただきたいと思います。



◆2020年10月現在の理学療法士協会の会員数

◆2020年10月現在の認定理学療法士の人数

◆2020年10月現在の運動器認定理学療法士の人数

◆認定理学療法士を取得後の仕事や役割は?

◆2022年4月以降の新制度



◆2020年10月時点で理学療法士の会員数は

現在の理学療法士の会員数は129,396人です。

理学療法士協会に加盟している理学療法士は約9割といわれていますので、現在、日本に国家試験に合格した理学療法士は約15万はいることになります。

そして毎年、約10,000人の理学療法士が国家試験に合格している状況ですので、毎年10,000人ずつ理学療法士が増えていってる状態です。



◆2020年10月現在の認定理学療法士の人数

現在の認定理学療法士の人数は23領域全て合わせて11,745人です。

これは理学療法士の会員数129,396人のうち9%にあたります。

ちなみに23領域のうち『脳卒中』と『運動器』で約半数を占めています。



◆2020年10月現在の運動器認定理学療法士の人数

現在の運動器認定理学療法士の人数は2,896人です。

これは認定理学療法士の人数の11,745人のうち24.6%にあたります。

また、理学療法士の会員数129,396人のうち2%にあたります。

2,896人と聞くとかなり多く感じますが、理学療法士協会に加入している人数の2%しかいないとなると貴重な存在になりますね。

参考までに、私が運動器認定理学療法士を取得した2015年4月の時点で、運動器認定理学療法士を取得していた人数は200名程度でした。

6年間で14倍以上の人数に増えている状況です。



◆認定理学療法士を取得後の仕事や役割は?

現時点では認定理学療法士を取得しても診療報酬(病院の売り上げ)は変わりませんので、給料や手当に反映される施設はほとんどないのが現状です。

認定理学療法士を取得すると『学会の座長』や『抄録の査読』の依頼がまわってくることがあります。

概ね5演題程度を管轄することが多いです。

理学療法士協会に貢献でき、大変光栄な仕事でありますが、中にはやりたくない方もおられるかもしれません。

『学会の座長』や『抄録の査読』の依頼に関しては任意になりますので、やりたくなければ断ることもできます。

これらの仕事も学術ポイントがいただけますが、ごくごくわずかになります。

都道府県単位の学術大会での座長は5ポイント、査読は2ポイントでした。

ただ、参加するだけの方がポイントが高いのは少し納得がいかないところではありますが。



◆2022年4月以降の新制度

2022年4月以降から新制度となり認定理学療法士の取得がかなり難しくなります。

現状ではほとんど取得することができない制度ではないかと思っております。

詳しくは理学療法士協会のホームページをご確認ください。

ですので、2022年4月までに確実に認定理学療法士を取得する必要があります。

現状では

・10症例の症例レポート

・学術ポイント180ポイント

・筆記試験

だけですので、それほど難しくありません。

どちらかと言うと、認定理学療法士の取得については、通常の理学療法士よりも社会的地位が高くなる程度のもので、今の現状でインセンティブが多くある状況にはありません。

よって、今の現状では、名刺やプロフィール、自己紹介等で『認定理学療法士』と書いてあると、少し信頼度が上がる程度のものだと思っております。

今後、『認定理学療法士』の地位がもっと高くなり、インセンティブが多くなることを望みます。

今回は『認定理学療法士を取得後はどうなる?』について解説させていただきました。



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