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グルコサミンやコンドロイチンは膝関節痛に効果があるのか?

一般の方向け
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こんにちは~~

運動器専門のリハビリスタッフです!!

いつもお世話になります。

今回はグルコサミンやコンドロイチンは膝関節痛に効くのか?について解説していきたいと思います。

よくTVのCMでお馴染みの膝関節痛に効くというグルコサミンやコンドロイチンですが、本当に効くのでしょうか?

実際に医療施設にて、患者さんからの問い合わせでもとても多いです。

結論から言うと、はっきりとした効果が得られていないという報告が多いです。

まずグルコサミンやコンドロイチンがどのようなものかご紹介します。

 



グルコサミンコンドロイチンも靭帯の細胞や軟骨に存在しています。どちらも体内で生成され、関節の衝撃を吸収する役割があります。

これらのサプリメントも多く商品化されています。

グルコサミンはアミノ糖でできており、軟骨や結合組織に広く分布している。

年齢とともに体内で生成される量が減少し、40歳代で約30%低下すると言われています。

コンドロイチンは炭水化物の化合物で、主に関節軟骨に多く含まれている。

コンドロイチンも加齢とともに減少すると言われております。

医学的データでは

グルコサミン、コンドロイチンの効果を日本整形外科学会変形性膝関節症診療ガイドライン(2012年)での報告をもとに、科学的な観点から検証してみます。

上記のガイドラインでは

変形性膝関節症患者へのグルコサミンやコンドロイチンの投与は

推奨度I(委員会の設定した基準を満たすエビデンス(科学的根拠)がない)

SOR(strength of recommendation:推奨強度)は41%となっておりかなり低い数値がでております。

また、「症候性(症状がある)の変形性膝関節症患者では、グルコサミンやコンドロイチンが軟骨保護作用を示す場合がある」という項目については

推奨度D(推奨しない)

SOR(strength of recommendation:推奨強度)は31%となっておりかなり厳しい評価となっております。

   



ちなみに変形性膝関節症患者へのヒアルロン酸関節内注射は

推奨度B(行うよう推奨する)、

SOR(strength of recommendation:推奨強度)は87%です。

変形性膝関節症患者へのグルコサミンやコンドロイチンの投与について、ガイドラインでの詳細な記載では、

「変形性膝関節症患者の症状を緩和させる場合がある。6か月以内に効果がみられなければ投与を中止する」とあります。

冷静に考えてみると、個人的な見解としては

サプリメントでグルコサミンやコンドロイチンを摂取し、胃に入り、各臓器で体内に吸収され、そのうちのこれらの成分が膝関節内に作用するかは疑問が残ります。

今回はグルコサミンやコンドロイチンは膝関節痛に効くのか?について解説させていただきました。

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