こんにちは!
運動器専門のリハビリスタッフです!!
いつもお世話になります。
今回は運動器リハビリスタッフが読むべきおすすめ医学雑誌をご紹介したいと思います。
医学雑誌はいろんな出版社が様々な雑誌を出版しています。
大まかに列挙しますと
・理学療法科学
・理学療法
・理学療法ジャーナル
・作業療法ジャーナル
・総合リハビリテーション
・Medical Rehabilitation
・Clinical Rehabilitation
・関節外科
・Orthopaedics(オルソペディックス)
・整形・災害外科
・臨床スポーツ医学
など、まだまだありますが有名どころを挙げさせていただきました。
その中で、今回は運動器リハビリスタッフに個人的にお勧めしたい雑誌をご紹介したいと思います。
おすすめ医学雑誌4選!
- Orthopaedics(オルソペディックス)
- 関節外科
- 理学療法学
- 理学療法科学
今回はこの4つの雑誌を取り上げたいと思います。
特に1.Orthopaedics(オルソペディックス)と2.関節外科は超お勧めです。
私自身は若手のころ、文献や講習会を中心にリハビリのテクニックや運動機能解剖について学んできました。
そんな中で、超一流な運動器リハビリの先生方の講習会の内容で、この2つの雑誌からの引用がすごく多いことに気が付きました。
そこで私も、1.Orthopaedics(オルソペディックス)と2.関節外科を読み始めることにしました。
この2冊の雑誌がとにかく面白くて、のめりこむように読みまくりました。すぐに、自分自身の運動器リハビリのレベルが格段に上がったことに気が付きました。
この2冊の雑誌というのは日本で最前線を走っている整形外科医により執筆されております。
なので、疾患の病態や手術の内容などが事細かく書かれており、しかも最前線の情報です。
運動器のリハビリスタッフは、特に若手ではありがちですが、患者さんの病態や手術の内容の把握が弱く、リハビリ技術ばかりを追い求める傾向がある印象です。
病態や手術の理解を把握することで、リハビリの治療戦略が必然と定まります。また、ドクターとの距離が近づき、よりレベルの高いディスカッションができるようになり、より高い医療を患者さんに提供できるようになると思います。
雑誌の詳細については以下に記載させていただきます。
Orthopaedics(オルソペディックス)
全日本病院出版会から毎月出版されている雑誌です。
2,640円(税込み)
日本語にすると『整形外科』という意味になります。
整形外科雑誌として30年余もの年月を親しまれている雑誌です。
Monthly Book Orthopaedicsが正式名称で、略称がMB Orthopになります。
ちなみに2019年のバックナンバーは以下の通りです
2019/12 リウマチ保存療法の神髄
2019/12 整形外科居に必要な画像読影と撮影テクニック<増刊号>
2019/11 膝関節温存手術―脛骨・大腿骨骨切り―
2019/10 披露!手外科外来で使える私の手技
2019/9 いま反復しておきたい足の外科基本手技
2019/8 重度肘周囲外傷の治療
2019/7 知れば役立つ整形外科と保健診療の関係
2019/6 人工膝関節片側置換術
2019/5 整形外科医が知っておきたい薬の知識―私はこう使う―<増大号>
2019/4 手根管外傷マネジメント
2019/3 人工肩関節置換術 update
2019/2 腰部脊柱管狭窄症 私の治療戦略
2019/1 外来でよく診る足疾患
関節外科
メジカルビュー社より毎月、発行されている雑誌です
2400円+税
関節を中心とした整形外科分野の最新のトピックスを紹介する専門誌になります。
第一線で活躍している整形外科医により執筆されています。
ちなみに2019年のバックナンバーは以下の通りです
2019/12 姿勢異常と疼痛
2019/11 スポーツ診療における画像診断
2019/10増刊号 レジデントはどの治療法を選択すればよいのか―日常よく遭遇する疾患―
2019/10 胸郭出口症候群の診断と治療
2019/9 ワンステップアップ膝周囲骨切り術
2019/8 橈骨遠位端骨折治療Update
2019/7 骨脆弱を伴う骨折の治療
2019/6 変形性膝関節症
2019/5 透析関連の整形外科疾患
2019/4 レジデントにとって必要な運動器疾患の診断法
2019/3 人工膝関節置換術のインプラントと術式の選択
2019/2 人工股関節全置換術 セメント固定vs.セメントレス固定
2019/1 運動器の診療革命 超音波ガイド下インターベンション
理学療法科学
理学療法科学学会より年6回の発行
理学療法科学学会に入会し、年会費5,000円を納めれば、配布される雑誌です。(2021年現在)
インターネットサイトのJ-stageにて閲覧可能です。
理学療法科学は論文のアクセプト率が高いため、リハビリ業界では少し雑誌の質が低いと言われております。
しかし、臨床的な研究や興味深い内容の研究、すぐに臨床で使えそうな研究が多い印象です。
理学療法学
日本理学療法士協会より年6回の発行
インターネットサイトのJ-stageにて閲覧可能です。
日本理学療法士協会の年会費10,000円+都道府県理学療法士会費(10,000円前後)の年会費を納めると配布される雑誌です。(2021年現在)
理学療法学は理学療法士関連の雑誌では一番レベルの高い雑誌と言われています。
よって、掲載されている研究論文はかなり質が高く、信頼できる情報が盛りだくさんです。
少し内容が難しく感じるところと、臨床ですぐに生かせる内容が少ない印象も個人的にはあります。
今回は運動器リハビリスタッフが読むべきおすすめ医学雑誌を4冊ご紹介させていただきました。