こんにちは!
運動器専門のリハビリスタッフです!!
いつもお世話になります。
今回は、『腰椎MRI(画像所見)の読影方法』について解説させていただきます。
腰痛には大きく2つに分けて特異的腰痛と非特異的腰痛に分けることができます。
・特異的腰痛は画像で判断が可能な腰痛
・非特異的腰痛は画像で判断しづらい腰痛
とされています。
『非特異的腰痛』は画像で判断しづらいため、問診や理学所見を細かくとっていくことで識別することが可能です。
以下が非特異的腰痛の代表です
・筋筋膜性腰痛
・椎間関節性腰痛
・椎間板性腰痛
・仙腸関節性腰痛
『特異的腰痛』は画像である程度の診断が可能になります。
以下が特異的腰痛の代表です。
・腰部脊柱管狭窄症
・腰椎椎間板ヘルニア
・脊椎圧迫骨折
特異的腰痛を正しく評価するためにも画像診断を的確に行うことが必要になります。
特異的腰痛に関しては画像診断と身体所見や理学所見を照らし合わせることが重要になります。
以下に腰椎MRI T2強調像 水平断(axial)と矢状断(sagital)のみかたを提示させていただきます。
T2強調像は水分と脂肪を白く写し出すます。
◆腰椎MRI T2強調像 水平断(axial)
大腰筋、黄色靭帯、上関節突起、下関節突起、椎間関節、後枝外側枝、後枝内側枝、多裂筋、最長筋、神経根、硬膜、の状態が読影可能です。
◆腰椎MRI T2強調像 矢状断(sagital)
椎体、硬膜嚢、馬尾、黄色靭帯、髄核、線維輪、前縦靭帯の状態が読影可能です。
画像所見を適切に読影できれば腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症といった特異的腰痛は評価できる可能性が高くなるかと思います。
脊椎圧迫骨折の画像の読影方法については下記の記事で詳しく記載しているので、参考にしていただければと思います。
今回は、『腰椎MRI(画像所見)の読影方法』について解説させていただきました。