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『効果的な大腿直筋のストレッチの方法』

リハビリスタッフ向け
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こんにちは!

運動器専門のリハビリスタッフです!!

いつもお世話になります。

今回は、『効果的な大腿直筋のストレッチの方法』について解説したいと思います。

大腿直筋のストレッチを行う機会は多々あると思います。

近頃は書籍や講習会などで正しい(効果的な)大腿直筋のストレッチが広まりつつありますが、未だに効果の乏しいやり方で大腿直筋のストレッチをしている方も多く見かけます。

大腿直筋のストレッチを行う場面というのはいくつか考えられます。

●膝関節前面痛の疼痛緩和

●股関節伸展制限に対しての可動域拡大

●膝関節屈曲制限に対しての可動域拡大

●股関節前面痛の疼痛緩和

●オスグットの疼痛軽減

など

まだまだいろんな場面が考えられます。

左の写真が良くない大腿直筋のストレッチ、もしくは評価方法です。

左図では腰椎の前彎骨盤前傾代償が入ってしまうやり方です。

古い書籍に掲載されていたり、未だに学校教育の中でこの左図のやり方が教えられたりしていることもあります。

左の写真では踵と殿部がくっついています

対して右図の大腿直筋のストレッチは、腰椎前彎骨盤前傾代償を抑制したやり方です。

反対側の下肢の股関節を屈曲させて、骨盤を最大限に後傾させて、代償を抑制しています。

そうすると、本当は踵とお尻の距離があり、大腿直筋が正しくストレッチがかかっていることになります。

左図では大腰椎前彎、骨盤前傾の動きが入って、大腿直筋が伸びているようにみえるだけで、ストレッチが正しくできておりません。

 



高齢者など腹臥位が取りにくい方が多く、この方法はできない!

という場合は

下の図の側臥位の大腿直筋のストレッチのやり方があります。

この写真も同じように、左図が良くない大腿直筋のストレッチのやり方です。

一見、左の写真は踵と殿部はくっついており、大腿直筋は柔らかいように見えます。

しかし、右図のように反対側の股関節を屈曲させて、骨盤後傾位にして代償を防ぐと、

股関節が屈曲する、もしくは、踵と殿部の距離があいているのがわかると思います。

骨盤の代償を抑制すると、本当は大腿直筋が硬いことがわかります。

この右図のように骨盤の代償をしっかりと抑制することで、効果的に大腿直筋のストレッチが実施でき、また大腿直筋の硬さも評価できることになります。

 



ストレッチの基本的な技術に代償をしっかりと抑制する!!

ということがあります。

今回は、『効果的な大腿直筋のストレッチの方法』について解説させていただきました。

 

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