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いわゆるぎっくり腰(急性腰痛)の原因とは?

リハビリスタッフ向け
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こんにちは!

運動器専門のリハビリスタッフです!!

いつもお世話になります。

今回はいわゆるぎっくり腰(急性腰痛)の原因を解説していきたいと思います。

 



ぎっくり腰については医学的に論文等で検索すると、『いわゆるぎっくり腰』『急性腰痛症』と称されています。

これらのワードでインターネットやSNS等で検索して、調べられると良いと思います。

いわゆるぎっくり腰は日常で経験されることもあるでしょうし、身近な方が発症するケースもあるかと思います。

病院診療でも日常生活が困難となって、入院される方もおられるくらいです。

このいわゆるぎっくり腰の原因は、いろいろな書籍や論文で検索してみると

下記の4種類に該当することがほとんどす。

 



●椎間関節性腰痛

●仙腸関節性腰痛

●椎間板性腰痛

○筋筋膜性腰痛

 



筋筋膜性腰痛に関しては、多くはないですが、論文にわずかに掲載されています。

●椎間関節性腰痛 ●仙腸関節性腰痛 ●椎間板性腰痛

論文や書籍をみてみると、この3つの腰痛が原因であることが多いようです。

少し論文や抄録をご紹介したいと思います。

●椎間関節性腰痛

神経根症状のない急性腰痛症患者(平均42歳)に腰神経後内側枝ブロックにて検討した結果、60%が椎間関節性腰痛であった。

(田口敏彦:急性腰痛症に対する腰神経後内側枝ブロックの効果の検討.日脊会誌.1991)

●椎間板性腰痛

ぎっくり腰23例中(平均38歳)、椎間板ブロックで16例(70%)が除痛した。また、16例全てが造影MR像にて放射状断裂像を呈していた。

(兵藤 弘訓:いわゆる「ぎっくり腰」の原因は椎間板性疼痛か,日本腰痛会誌,2002)

 



●仙腸関節性腰痛

急性腰痛患者の(発症1か月以内)に占める仙腸関節障害の頻度は38%であった。

(村上 栄一:,仙腸関節障害がわかれば、非特異的腰痛の多くがわかる,日本仙腸関節研究会 抄録集,2013)

このように、報告者によっていわゆるぎっくり腰(急性腰痛)の原因の割合が違うこともありますが、これら3つの腰痛の報告がほとんどです。

椎間関節や仙腸関節は聞いたことはあるけど、明確に箇所がわからないという方は下の図でご確認ください。

これらのいわゆぐぎっくり腰は比較的腰椎屈曲時(前屈位)に発症しやすくなっております。

椎間関節や仙腸関節でのいわゆるぎっくり腰は、捻挫を起こしている状態に近いと思われます。

足関節捻挫でいうとわかりやすいと思いますが、捻挫は関節が弛緩している肢位(底屈位)で生じやすいといわれています。

椎間関節や仙腸関節で関節が弛緩するのは腰椎屈曲位(前屈位)になります。

もっと詳細にいうと、椎間関節は腰椎屈曲で弛緩、仙腸関節は骨盤前傾で、仙骨がカウンターニューテーションを起こすため弛緩します。

椎間板性疼痛は諸説ありますが、腰椎屈曲で髄核が後方に逸脱し、線維輪を損傷することで炎症が生じ、脊椎洞神経が痛みを感知し、疼痛が発生するといわれております。

椎間関節性および仙腸関節性のいわゆるぎっくり腰(急性腰痛)の場合は、ほとんどが保存療法になります。

椎間板性腰痛は髄核が後方に脱出し、馬尾や神経根を圧迫している状態になると、手術を検討されるケースもあります。

いわゆるぎっくり腰(急性腰痛)の痛みが強い時期は外用薬(湿布など)や内服薬(解熱鎮痛薬)等で痛みを緩和させながら、コルセットや骨盤ベルトでの安静を保ちつつ、痛みの範囲内で活動していくのが、良いとされています。

 



安静期間が長すぎると(4日以上)慢性腰痛に移行しやすい、という報告もありますので、過度な安静は必要ないかと思います。

発症して72時間以内は急性炎症期ですので、痛みが強いことが多いです。

発症して3日(72時間)を過ぎると、徐々に痛みが軽減していき、発症後3週経過すると、かなり日常生活が楽になってくることが多いです。

発症後3週間がすぎても、軽い腰痛や引っ掛かり感が残る場合もありますが、発症から2,3か月もすれば、治ってくることが多いです。

以上、いわゆるぎっくり腰(急性腰痛)について解説しました。

それぞれの腰痛(仙腸関節性腰痛、椎間関節性腰痛、椎間板性腰痛など)に関しては、また後日、細かく解説していけたらと思います。これらの腰痛以外にも、まだまだ細かい腰痛の種類もたくさんありますので、また配信させていただきます。

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