頚椎

リハビリスタッフ向け

『頚椎手術後に多い術後上肢麻痺(C5麻痺)の原因は?』

◆頚椎術後の上肢麻痺(C5麻痺)の原因 C5麻痺の原因は今のところ断定はされていませんが、3つの説が報告されています。 ●神経根由来説 ●脊髄由来説 ●術中損傷説 ◆椎弓形成術後上肢麻痺の発生率 ・術後上肢麻痺の発生率は1.1~17.2%(平均4.1%)と報告されている
リハビリスタッフ向け

『頚椎症性脊髄症に対する保存療法は有効か?~装具療法編~』

JOAスコアが10点/29点以上の圧迫性脊髄症52例(頚椎症性脊髄症は29例)を対象に、頚椎装具を1日8時間以上、治療開始時より平均3か月装着させた。平均3年間の観察期間で、頚椎症性脊髄症患者では平均JOAスコアが若干の改善傾向を示した。
リハビリスタッフ向け

『頚椎症性脊髄症に対する保存療法は有効か?~牽引療法編~』

これらのことから持続頚椎牽引療法は短期的には治療効果が得られる報告もあるが、長期的に考えると治療効果については乏しい結果となっております。 軽度および中等度の頚椎症性脊髄症に対する保存療法は症状の進行を遅らせる可能性があり、施行することを弱く推奨する
リハビリスタッフ向け

『頚椎症性脊髄症を放置するとどうなる?~頚椎症性脊髄症 診療ガイドライン2020より~』

◆自然経過の要約 重症例、進行例では手術が必要であるという点は諸家の報告で意見が一致している。 軽症例では進行する頻度は高くないが、進行した場合は予後不良となるため注意が必要であること、また軽症例の定義が明確でないことに注意を要する。