こんにちは!!
運動器専門のリハビリスタッフです!!
いつもお世話になります。
今回は運動器リハビリスタッフが読むべきおすすめ文献(本)をご紹介したいと思います。
前回の記事では『整形外科リハビリテーション学会』の理事の先生方の書籍を一挙に紹介いたしました。
今回は『整形外科リハビリテーション学会』の先生以外のお勧め書籍をご紹介したいと思います
おすすめ書籍6選
●図解 腰痛学級 第5版
著者:川上 俊文
出版社:医学書院
2011年6月
税込み4,180円
今、現在は腰痛に関するリハビリの書籍も、ちらほらと散見されるようになりました。
10年前は、医学書をたくさん揃えている大きな本屋さんに行ってみても、腰痛に関するリハビリの書籍はほとんどありませんでした。
当時、私は腰痛のリハビリ関連の書籍はあきらめて、ドクターが執筆している書籍を探していました。
本屋を隅から隅まで見ましたが、腰痛の書籍は少なかったです。
そんな中、この腰痛学級は数少ない腰痛の書籍であり、しかも内容がかなり濃く、腰痛を深く知ることができました。
今現在でも、数ある腰痛の書籍の中でも、かなりわかりやすくまとめられている1冊であると思います。
●入谷式足底板~基礎編~(運動と医学の出版社の臨床家シリーズ)
著者:入谷誠
出版社:運動と医学の出版社
2011年8月
税込み5,500円
今は亡き、入谷誠先生の書籍になります。
足のスペシャリストといえば入谷誠先生であり、いまだに入谷誠先生を超えるセラピストは現れていないと思っております。
タイトルの通り足底板の書籍にはなりますが、足底板を作成するための知識として、足の機能解剖学、運動学、運動連鎖のことが詳細に記載されています。
●アナトミー・トレイン第3版:徒手運動療法のための筋筋膜経線
著者:トーマス・マイヤース
訳:板場英行
出版社:医学書院
2016年5月
税込み7,150円
アナトミートレインの第3版では徒手療法の重鎮である板場先生が訳されております。
アナトミートレインという筋筋膜経線のつながりを知ることで、リハビリの幅が大きく広がると思います。病態の局所をみる視点から、全体をみる視点が解釈しやすくなるきっかけの1冊になると思います。
●診断のつかない腰痛 仙腸関節の痛み
著者:村上栄一
出版社:南江堂
2012年3月
税込み6,600円
腰痛のなかのジャンルとして仙腸関節性腰痛というのがありますが、この書籍は仙腸関節性腰痛だけで1冊まとめあげられております。村上医師は仙腸関節性腰痛の分野では第一線を走っている先生です。この本を読むまでは仙腸関節性腰痛のことを知りませんでしたが、普段の臨床や日頃の生活の中で、仙腸関節性腰痛で苦しんでいる方がとても多いことに気が付きました。この1冊を読むことで腰痛治療の視野が広がると思います。
●膝関節理学療法マネジメント 機能障害の原因を探るための臨床思考を紐解く
監修:石井慎一郎
出版社:メジカルビュー社
2018年2月
税込み6,050円
この書籍は石井慎一郎先生が監修していますが、各項目で膝のスペシャリストの先生方が執筆担当をしておられます。ですので、膝関節の機能解剖やバイオメカニクス、病態、手術、疼痛、関節可動域制限、機能不全、骨盤帯と膝関節の関係性、胸郭と膝関節との関係性など幅広い知識を得ることができます。
●結果の出せる整形外科理学療法 運動連鎖から全身をみる
著者:山口光國 福井勉 入谷誠
出版社:メジカルビュー社
2009年2月
税込み8,250円
すこし古い書籍にはなりますが、肩のスペシャリストである山口先生、今は亡き足のスペシャリストである入谷先生、重心や運動連鎖・皮膚運動学で有名な福井勉先生の豪華3人の先生によって執筆されている1冊になります。肩関節、足関節の細かい視点や、福井先生の項目では姿勢観察から重心の位置をみる評価や関節モーメントの理論など姿勢・動作分析の視野が広がると思います。
まだまだお勧めの書籍を紹介し始めると、きりがありませんが、特におすすめの書籍を列挙させていただきました。