こんにちは!!
運動器専門のリハビリスタッフです!!
いつもお世話になります。
今回は運動器リハビリスタッフが読むべきおすすめ文献(本)をご紹介したいと思います。
リハビリスタッフの皆様も、数々の書籍を読んでこられたかと思います。
私自身も運動器関連の書籍に、これまで約50万円はつぎ込んできています。
1流の先生方に比べると、これでもかなり少ない方だと思います。
そんな中で、ぜひおすすめしたい書籍を、2回の記事に分けて解説したいと思います。
現在、運動器リハビリの分野では、林典雄先生と浅野昭裕先生によって30年前に発足した『整形外科リハビリテーション学会』の理事の先生方が第一線でご活躍されております。
その整形外科リハビリテーション学会の理事の先生方が執筆されているおすすめの書籍が多数あります。
なので、今回の記事では、整形外科リハビリテーション学会の先生方が執筆したおすすめ書籍をご紹介したいと思います。
お勧め書籍10選!!
●改訂第2版 関節機能解剖学に基づく整形外科運動療法ナビゲーション上肢・体幹
編集員:林典雄 浅野昭裕
出版社:メジカルビュー社
2014年3月
税込み7,480円
●改訂第2版 関節機能解剖学に基づく整形外科運動療法ナビゲーション下肢
編集員:林典雄 浅野昭裕
出版社:メジカルビュー
2014年3月
税込み7,480円
この整形外科運動療法ナビゲーションの2冊は、運動器のリハビリに携わる方には1番のおすすめの書籍です。
この2冊があればだいたい、どの運動器疾患にも、ある程度対応できるんじゃないか?と思えるボリュームです。
しかも質がかなり高いです。
中身は、1症例報告に対して、約10~20ほどの引用文献を使用しながら、病態からリハビリまで解説していく流れになっております。
この1症例報告がかなりの数になってますので、1冊読むだけですごい知識量が入ってきます。若手セラピスト、後輩にはまずこの2冊をお勧めしています。
●改訂第2版 運動療法のための機能解剖学的触診技術 下肢・体幹
著書名:林典雄 青木隆明
出版社:メジカルビュー社
2012年3月
税込み6,270円
●改訂第2版 運動療法のための機能解剖学的触診技術 上肢
著書名:林典雄 青木隆明
出版社:メジカルビュー社
2012年3月
税込み6,270円
次に、運動療法のための機能解剖学的触診技術の2冊です。この書籍は『ザ・触診の教科書』と言っても過言ではありません。現在、世間にある触診の書籍の中で、一番情報量が多く質が高いように思います。若干の症例提示や、エコーを使った機能解剖学も記されております。
●運動療法に役立つ単純X線像の読み方
著書名:浅野昭裕
出版社:メジカルビュー社
2011年9月
税込み5,940円
この運動療法に役立つ単純X線像の読み方は、セラピストが初めて執筆したX線読影の書籍になるかと思います。当時この書籍が出版されたころは、かなりインパクトがありました。リハビリスタッフはX線画像からそんなに情報量が得れるの?とびっくりしました。リハビリスタッフがX線画像から軟部組織損傷を読み取るべき!!っという事を世に知らしめた1冊であると思います。
●骨折の機能解剖学的運動療法 その基礎から臨床まで 総論・上肢
著書名:松本正知
出版社:中外医学社
2015年10月
税込み6,160円
●骨折の機能解剖学的運動療法 その基礎から臨床まで 体幹・下肢
著書名:松本正知
出版社:中外医学社
2015年10月
税込み7,040円
骨折の機能解剖学的運動療法の2冊は、様々な骨折の病態や有名どころの手術の知識まで網羅できます。また総論では骨折の治癒過程や回復過程に合わせたリハビリテーションなども掲載されております。
●股関節拘縮の評価と運動療法
著書名:熊谷匡晃
出版社:運動と医学の出版社
2020年1月
税込み6,380円
股関節拘縮の評価と運動療法は股関節の機能解剖から股関節疾患の病態およびリハビリテーションまで細かく記載されております。一番印象に残ったのは、海外の引用論文の多さです。この1冊を読むだけで、股関節に関する海外の報告を、かなり多くの量を知識として得ることができます。
●痛みの理学療法シリーズ 足部・足関節痛のリハビリテーション
著書名:赤羽根良和
出版社:羊土社
2020年3月
税込み5,720円
●肩関節拘縮の評価と運動療法(運動と医学の出版社の臨床家シリーズ)
著書名:赤羽根良和
出版社:運動と医学の出版社
2013年6月
税込み5,940円
講習会や講演で、林典雄先生の次に引っ張りだこと思われる赤羽根良和先生の2冊の書籍です。赤羽根先生の書籍は他にも多数あり、全部お勧めですが、特にこの2冊を今回は挙げさせていただきました。赤羽根先生の書籍は初心者にもわかりやすく、またエコーによる機能解剖学の提示も多く、エキスパートでも楽しめる書籍になっております。この肩と足の2冊の書籍ともに機能解剖学から症例の病態、リハビリテーションまで細かく記載されております。
まだまだ紹介したい書籍はいっぱいあります。
これらのように、整形外科リハビリテーション学会の先生方は日本の運動器のリハビリ業界の第一線を走っていることがわかりますね。