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運動器専門のリハビリスタッフです!!
いつもお世話になります。
今回は、『腰椎椎間板ヘルニアのタイプ分類~局在による分類~』
について解説させていただきます。
腰椎椎間板ヘルニア(LDH:Lumbar Disc Herniation)は20~40歳代の男性に多く、ブルーカラー(重労働者)の方が発症しやすいと言われています。
椎間板の髄核が線維輪外層を破ると炎症を惹起するとされており、炎症により線維輪周辺の脊椎洞神経が刺激されると腰痛が生じ、神経根が刺激されると下肢痛が生じると言われています。
症状としては、腰痛と足の痛み、感覚障害、筋力低下、反射異常、膀胱障害(手術適応)などがあります。
治療法としての多くは保存療法(リハビリテーション、投薬治療、装具療法、ブロック注射)もしくは手術療法が選択されます。
◆腰椎椎間板ヘルニアの分類
腰椎椎間板ヘルニアの分類にはいくつかありますが、本記事では局在(位置)による分類をご紹介いたします。
上記のように
①正中ヘルニア
②傍正中ヘルニア
③外側ヘルニア(椎間孔内)
④外側ヘルニア(椎間孔外)
に分けることができます。
また、②傍正中ヘルニアと③外側ヘルニア(椎間孔内)を合わせて神経根絞扼型と明記しているものもあります。
①の正中ヘルニアは腰痛のみの主症状が圧倒的に多く、馬尾症状が主体とされています。
よって、腰部の真ん中に疼痛が出現しやすいようです。
②傍正中ヘルニアと③外側ヘルニア(椎間孔内)は脊柱管や椎間孔の狭窄、神経根性の疼痛を伴うことが多いようです。これらのタイプが8割を占めるというような報告もあります。
④外側ヘルニア(椎間孔外)は神経根の後根神経節が障害されやすく、著明な神経根性の疼痛を認めるようです。
今回は、『腰椎椎間板ヘルニアのタイプ分類~局在による分類~』
について解説させていただきました。